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新進党と英語

今日は風邪で寝込んでいた――とはいえ午前中など寝られるわけもなく、仕方がないから伊藤和夫の「英文解釈教室(改訂版)」を読んでいたら、例文のヒントとして、「主張が近いもの程対立をする事がある。最近の自民党と新進党がそのいい例」と書いてあった。

…少なくとも我々の現役高校生世代にとって、9割以上の人間にしてみれば意味をなさない喩えでありました。

ところで、駿台のセンターチャレンジなるもの(=1学年上の学年がやってるセンターの問題を某会場に集まって同じ日に解かされるやつ)の結果が返ってきて、英語189/200だったらしく、ウチの学校では1位だったとのこと。まあ嬉しいかな。それなりに進学校だし。

でも、日本の英語教育なんてはっきり言って、8割方意味のわからない下らない暗号の羅列に過ぎない(英語入試問題とは言わない。あくまで”教育”)と思っている。例えば、
She was surprised hearing the news that she failed the exam. 
と、
She was surprised at the news that she didn't expect to receive.

これらの文に一体どれほどの本質的な差異があるのかと余程思う(上は「同格のthat」、下は「関係代名詞のthat」と教わる)。実際、文法分類的に見ればそういう区別は、従属節の目的格がゼロ要素であるかどうかで区別され存在するけども、普通に通読するぶんにはそんなものを気にしたら読めない。第一、ゼロ要素ってノーム・チョムスキーが著書"Rules and Reputations"(邦訳は”ことばと認識”だっけ?)で初めて使った言葉だよね、確か(笑)

そんなものを持ち出さない限り簡潔に説明できないような、即ち普通の高校生には盲目の暗記以外理解し得ないようなものをゴリゴリ押し付ける事で、どーやって英語を身につけさせることが出来んのかなー、とよっぽど思うけどね。

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