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2006年01月11日

村井白旗

最近、自宅のプロバイダ乗り換え(フレッツADSL1.5M→DION50M)に伴ってスタンドアロンなので、学校からの更新。

誤解なきよう…授業時間が余ったための”自由時間” である。

それで、前々から村井新知事(もう”新”じゃないか?)は共学化問題について白石教育長にまったくといっていいほど頭が上がらず、「教委の意向を尊重する」と繰り返してきたが、その教育委員会は昨日「共学化問題の最終決定」を下して、各マスコミ等を通じて発表という動きをとった。

まあ、反対派の俺ことColorlessGreenとしても、村井氏当選の時からすれば驚きである訳だが、あれほど教委に対して従順に見える態度を取っていたのを見た人間としてはまあ当然かなとも思える。俺がこれを知ったのが昨日のミヤギテレビのニュースでのことだったが、突然さに驚きはしたものの内容はさして衝撃的ではなかった。

だがしかし、やはりこれは別学維持派にとってはかなりの大打撃を被る結果となったのは言うまでもない。こと仙台二高に関して言えば、これはもはや手遅れと言わざるを得ないし、従来から恐れてきたような「ドミノ倒し的共学化」が一高、一女などに波及する見込みもかなり大きい。やっぱり、一高があって二高がなかったら、三高がおかしいしね。

しかもそれを見て連絡をよこした反対派の某人始め、やはり意気消沈している者が非常に多い。それに、「リーサルウエポン」(某関係者言)の「連絡協議会」は麻痺してるし、最後までニュースで「反対しているOBやPTAの…」という声が変わることはなかった。

マスコミといえば、そのミヤギテレビのニュースでは、「・・・反対運動と村井知事の意向を受け、県教委では再検討してきましたが・・・」と言ってたけども、絶対に再検討なんかしてないよな、コレ(笑)いやまあ、笑い事じゃないんだけども。

これからの展開がどうなるのかは分からないが、今の宮城県別学高の現役生が卒業した後に、わざわざ帰ってこようと思わない宮城県高校界となってゆくであろう、とだけ今日は書いておこうかな。

…なんだかんだ言って、我が消沈甚だしいんだけどね…

2005年12月27日

村井弱いな…

県知事戦の時はあれだけ共学化反対の救世主のように崇め奉った村井が、ココまであっさりと白石に手玉に取られてると流石に驚いてしまう最近。県議会での請願の扱いなんかもう教委の思うままの結果になって、きっと今頃白石は旨い年越し蕎麦の店でも探してるんだろうな。アメリカ産輸入牛肉入り肉そばでも食って脳がスポンジになっちゃえば良いのに。

昨日、教委の臨時委員会があって論点が明示されたらしいけども(未だ見てない)、ともかく来月の中旬には二高の予算が通るだろうと思う。最悪のパターンは、そこからドミノ倒し的に押しきられる事だが、二高が共学化決定した場合、あの無気力で知られる受験馬鹿猿の二高生がもう興味を示さなくなるだろうから、そうするとそのドミノを止めるファクターが一つ減る事となる。すると加速していき…(以下繰り返し)

現役生連絡協議会(仮)は新聞でちらっと報道されて以来話を聞かないし。一高の共学化反対勢力で起こっていた反乱はとりあえず収束したらしいが、この12月に現役が沈黙したことは大きかったな。

2005年12月18日

共学化反対への死刑宣告

最近急展開を告げる宮城県共学化問題。フェミニスト団体と県教委(と、浅野元知事)が「宮城県内の別学校は不当であり、共学化すべし」と言っているのに対して、各学校の現役生徒とOB,PTAが反対しているアレである。

先日、12月宮城県議会とそれに先立つ文京警察委員会で、以下のような結論が出された。河北新報:「県立高の共学化推進 宮城県議会、請願を採択」

宮城県議会は15日の本会議で、全県立高校の男女共学化を着実に推進するよう求めた請願を全会一致で採択した。11月定例会では、市民団体や同窓会などを巻き込んだ「共学化論争」が再燃したが、2月定例会での請願採択に続き、あらためて「共学推進」を意思表示した。(後略)

色なし緑個人も、この反対派現役生徒の中枢に居る人間である。あんまり詳述すると本当に本名がバレる位の露出はしているのでこれ以上言わないけれど。兎に角、オレ個人としての感想は、

「ふうん、共学化反対も終わりか」

理由はいくつかある。まず、今回の宮城県知事選では村井新知事が共学化凍結・別学維持を公約に掲げて県教委との対決も辞さないという姿勢を表明してここまでやってきたが、今回それに対して全会一致での賛成派請願の採択という形で完全なる拒絶を示したこと。これは村井知事の県政決定段階における影響力の小ささの現れである。

そして、現在共学化賛成派が「政策の肯定」という簡単な命題であること、そして今回の議会も相まって、ある程度統一的かつ簡潔に明確率直な(=強力な)推進運動を進めているのに対し、反対派の歩調の揃わないことは誠に甚だしいのである。一時期「連絡協議会」なるものが新聞でも報道されたがそれっきりであり、各校ごとのイデオロギーを剥き出しにして駄々をこねているだけなのだ。そして、それをまとめるべき立場に立たされた現役生は活動意欲がない。

特に、現役生の筆頭である一高の共学化反対委は本来この役割をもっとも大きく担わなければならないのに、現状は、委員会の革新派幹部が春風駘蕩さを求める保守派委員と対立し、挙句クーデターを起こそうとして失敗し離脱中、残された委員は委員会に居るだけで充足するような保守派か、興味を無くした名義上の委員かといった状態で、どちらにしても委員会のカリスマ性に欠ける。

このような状況では、このまま来年度予算に仙台二高の共学化予算が計上され、ドミノ倒し的に共学化が執行されることは目に見えている。もはや個人的感情を抜きにして言うと、不可避になったといえるのである。

勿論オレ(=反対派)は共学化を良しとする気はないけれど、こうして客観的に考えると、もはや「オーストリア=ハンガリー二重帝国になった後のハプスブルク王朝」の如き無力感に苛まれてしまうのだ。

2005年12月02日

糸の見えない操り人形?

宮城県の最有力紙と言えば言わずもがな、河北新報。はっきり俺に言わせてもらえばつまんねえ新聞ではあるのだけれど、とりあえず購読する新聞を決められる立場にない被扶養者である俺はとりあえず読んでいる。親もつまらないと言ってるが。

共学化問題に関して、この新聞の夕刊(購読してない)に先日こういう記事が載った。前のエントリーのコメントにももらったが、12月1日河北新報夕刊・宮城県知事選 「共学反対」でチェーンメール

10月23日に投開票された宮城県知事選の運動期間中、仙台市内で共学化が予定される県立高校生の携帯電話に、知事選の投票に関するチェーンメールが回ったことが分かった。「一律共学化を見直す候補に投票するよう努力しよう」と呼び掛ける内容で、生徒の間では親に働き掛ける動きも見られた。最初の発信元は分からないが、共学化に反対する高校生がとった行動との見方が強い。

もしもこの記事が三面記事だったり、小さな県内記事だったならばわざわざエントリーを書きはしない。というのも、この記事はそれなりのメイン紙の夕刊1面にデカデカと扱われたのである。しかも、知事選期間中ないし直後ならばまだしも、もう1ヵ月以上経った今、このような扱いをする意味が分からない。そこで、いささか穿った見方をしてみたいと思う。

参考:
記事のでかさの写真あります。赤枠で囲った方がこの記事で、緑が「広島小学生殺害」水色が「地上デジタル」です、ちなみに。大体後者二つを足したくらいです。モザイクは広告で、上がパチンコ屋・下が仙台銘菓白松がモナカ(笑)

河北新報は、普段は大人しい羊のような姿勢であり反体制的な事は載せないのだが、時折若干過激なことを書いてみたりする妙な新聞である。また、これ迄の前県知事・浅野氏の革新主義を現・村井氏は取らない傾向にあるようだ。加えて、この記事の中見出しが「公選法議論に影響か?」となっていた。しかも、この日は地上デジタル放送開始(しかも同社と東北放送テレビは繋がっている)・広島の小学生殺害など他に項目はあるはずなのにも関わらず差し置かれた。

以上の事から推測すると、中見出しの作為性(記事中では公選法に触れないと選管のコメントを載せている)から思うに、「村井氏は高校生を選挙利用している」「村井氏の共学化見直しは集票活動 の一環だ」と思わせたいような左翼的勢力の手がひょっとするとバックグランドにないとは断言できない。

ここで、タイトルにもしているが、そのような反村井的な人やそうでない勢力や、様々な表面化しにくい行政政治思想の現化に高校生現役が知らず知らずのうちに操られてしまう危険性を孕んでいる問題がこの宮城県共学化問題であろう。この記事自体には共学化賛成・反対両派に対する効力は一切ないが、裏で蠢く物があってもおかしくない、そういうことである。

まあ勿論、この記事が載った1面の場所にはかつて仙台二高応援団消滅の記事が載ったりしたこともあるし、下らない記事をさも大事のように扱う馬鹿さも孕んでいる新聞なので、そう深みのあることでもないのかも知れない。

因みに、ブログ「茶畑短期大学」の今日のエントリーに推測がありますが、一高の応援団ではないと友人が申しておりました。