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2006年03月19日

English @ Heart

昨日、「ハートで学べる英文法」(NHK)の大西泰斗先生の仙台講演会に、友人と行ってきた。

最初に苦言を書いてしまおう。公式のサイトを事前に見て、掲示板を見るとやたら内輪でのオフ会の話題で盛りあがっている。そして会場に行くと、普通の感覚だと「大西泰斗英語セミナー」と言う名義で申し込むのが自然のように思われるのだけど、「大西先生英語セミナー」というように、仙台サンプラザの「本日の催し物」のところに掲示してある。

この時点で、「なんか一般の人間が参加するには胡散臭い、信奉者集団の集まりなのか?」という疑問がよぎる。ただ、色々なブログで面白かったと言っているのを見ているから、それを頼りに3500円を払って入場する。


杞憂だった。

乗っけからあのNHKの番組よろしく、否もっと高いかもしれないテンションで、会場の笑いを誘いながら楽しく英語の感覚を話してゆく――と言っても、英語の講演というよりも、生活の成り立ちにある感覚を英語の側面から話して、再帰的に英語の感覚を説くと言った感じで面白い。

東北人は元々引っ込み思案な所があって、最初は発音するときもドモリがちだったけれど、進んでいくにつれて参加者も明るくなってゆくのが手に取るように分かって面白いし、昨日ほどそれがはっきり出ると先生も面白いんじゃないかなと思う。

終わってから、普段俺が単語とか構文とかをメモしている手帳の裏表紙にサインしてもらった。「俺、言語学者になりたいんすよ」というと「そうか、少ないなぁ〜、頑張ってね」と言って快くサインしてくださった。最初に思っていたのとは逆で、いかにも有名人という所がなくていい人だなと思ったし、取り巻きがついてきてもおかしくないなという印象。

と言う訳で、3500円の価値は十二分にあって、今度仙台に来たら又行きたいなーと思うのでありました。

Sign by the teacher

2006年03月11日

代ゼミには行かないけどさ。

仙台平野某所に住んでいる私こと色なし緑にして、最近妙に地元の了見の狭さをよく感じる。

一応、(「全国的に見れば進学校とは言われない」というオマケがつくけど)(県内では)有力進学校に身を置いていて、仙台という街から抜け出したいというのもあって東大を志望校にしている俺からすると、なんか妙〜に皆が(学生も元学生も)東北大に執着しすぎる嫌いがあるように思える。

例えば代ゼミのCM。(以下ラップ調で)

「東大代ゼミ!東北大代ゼミ!東大京大医学部代ゼミ!
東大代ゼミ!東北大代ゼミ!早稲田慶應上智代ゼミ!
東大代ゼミ!東北大代ゼミ!医学部東工一橋!
東北大ゼミ!東北大代ゼミ!東北大代ゼミ!合格イェーイ!」

このCMを見る度に、仙台人にとって自然なのは、
「東大>京大≧東北大>早慶上智=東工=一橋」
ってコトなのかー、と思ってしまう。

と思ってちょっと調べてみると、当たり前の事だけど、このCMは首都圏では違うようである。かの地では、
「東大代ゼミ!京大代ゼミ!東大京大医学部代ゼミ! 東大代ゼミ京大代ゼミ 早稲田・慶応・上智代ゼミ! 医学部東工一橋!合格イエーイ!!」

…だそうである。

そこで気になるのが、「名古屋や大阪、札幌や、(京都は兎も角)、博多ではどうなるのか?」ってコトですけど、やっぱり、「東大代ゼミ!名大代ゼミ!…」や、「東大代ゼミ!阪大代ゼミ!」になってるのかな?誰か教えて欲しいと思う。

まあどっちにしろあのCMは、代ゼミに行く行かないに関わらず嫌いじゃない。

2006年02月20日

新進党と英語

今日は風邪で寝込んでいた――とはいえ午前中など寝られるわけもなく、仕方がないから伊藤和夫の「英文解釈教室(改訂版)」を読んでいたら、例文のヒントとして、「主張が近いもの程対立をする事がある。最近の自民党と新進党がそのいい例」と書いてあった。

…少なくとも我々の現役高校生世代にとって、9割以上の人間にしてみれば意味をなさない喩えでありました。

ところで、駿台のセンターチャレンジなるもの(=1学年上の学年がやってるセンターの問題を某会場に集まって同じ日に解かされるやつ)の結果が返ってきて、英語189/200だったらしく、ウチの学校では1位だったとのこと。まあ嬉しいかな。それなりに進学校だし。

でも、日本の英語教育なんてはっきり言って、8割方意味のわからない下らない暗号の羅列に過ぎない(英語入試問題とは言わない。あくまで”教育”)と思っている。例えば、
She was surprised hearing the news that she failed the exam. 
と、
She was surprised at the news that she didn't expect to receive.

これらの文に一体どれほどの本質的な差異があるのかと余程思う(上は「同格のthat」、下は「関係代名詞のthat」と教わる)。実際、文法分類的に見ればそういう区別は、従属節の目的格がゼロ要素であるかどうかで区別され存在するけども、普通に通読するぶんにはそんなものを気にしたら読めない。第一、ゼロ要素ってノーム・チョムスキーが著書"Rules and Reputations"(邦訳は”ことばと認識”だっけ?)で初めて使った言葉だよね、確か(笑)

そんなものを持ち出さない限り簡潔に説明できないような、即ち普通の高校生には盲目の暗記以外理解し得ないようなものをゴリゴリ押し付ける事で、どーやって英語を身につけさせることが出来んのかなー、とよっぽど思うけどね。

2005年12月18日

疑い

色なし緑ことオレもこれまで人に言えない事、人が普通体験できないことを人並み以上には経験してきた自身がある。BSの全国放送に出てみたり、県教委の役人に啖呵をきってみたり、心理カウンセリングを受けたり、自殺未遂をしてみたり…(だんだん陰鬱になってきたな)

さて、今回は何かというと、近いうちに警察の事情聴取を受けるかもしれない。

というのも、学校内の某窃盗事件の容疑者になっているからである。立場もあり、勿論オレが犯人じゃないのだが、それを立証する術がないのであるから、警察にとっては同じである。しかもその額総額19万。19万有ったらいろいろ出来るんだろうな、とりあえず携帯を買い換え、PCを買い換え…こんな事を書いてるから疑われるのか?

で、オレと同じ立場に居る人間が5,6人ほど居るのだが、否が応でも犯人詮索をしないわけにはいかない。誰が昔○○で××をパクってたらしいぜ、とか、誰某は中学校の頃は酒とタバコと暴力と…(←オレかも。)とか言う噂にはどうしても敏感になる。毎日生徒指導部という部署の教師どもに呼ばれていると顔色は悪くなる、愛想もなくなる(当たり前か)、苛立って言動も荒くなるという訳だ。そして旧制高校風に言う"Something to drink"に手を出すという犯人様の下さった迷惑振りだ。

しかもオレの学校というのは、校舎内の生徒による自治が売りの学校で、その中を管理側の権力どもが(別に俺は左翼でも何でもないが、今回の教師の取ってる厭らしい保身策を見てるうち、なんとなく…)闊歩すると思うと虫唾が走る。だから教師の詰めてる部屋を通りがかるたびに聞こえよがしに”死ねばいいのに”とか"Say Nothing But Fuck"とか言ってみたりする。冗談だけど。

でもまあ、一回くらい人生経験として警察に呼ばれてみても良いかも知れないね。待て続報(笑)