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2005年12月29日

憂いは内外に

中国大好きマスコミ諸君は、被害者実名報道ナンタラばっかりは報道する中で、ようやくこんな糞大事な情報が流れてきた。

Yahoo!ニュース - 読売新聞
中国・上海の在上海日本総領事館に勤務していた40歳代の男性館員が昨年5月、中国側から外交機密に関連する情報などの提供を強要されていたとする遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。(後略)

結局この「電信官」氏は情報を漏らさなかった様子だが、こうやって明らかにならない内に漏らしている日本の報道関係者や役人が多く存在しているような気がするのは俺だけだろうか?(反語)

タダでさえマスコミや民主党は外国人参政権を認めるように動いているが、現在の状況でさえ日本の主権に関する条項が危うくなっているのに、これで認めたら一体どうなってしまうのかおぞましい。


で、この事件に対して中国がこんな事を言って来たそうな。

livedoor ニュース - [中国外務省]総領事館職員への情報提供強要遺書に憤慨(毎日)

【北京・大谷麻由美】上海の日本総領事館の男性職員が中国当局から外交機密に関する情報提供を強要されたとの遺書を残し自殺したとされる問題で、中国外務省の秦剛(しんごう)報道副局長は29日の定例会見で、自殺から1年半後に表面化した点などをあげ、「別の下心がある」と指摘し、「工夫を凝らした悪口で中国のイメージを悪化させる日本政府の行為に対して強烈な憤慨を表明する」と批判した。

秦副局長は会見で同問題について両国間で決着済みとの見解を示した。日本メディアによる報道については「根拠のないものだ」と一蹴(いっしゅう)した。

…呆れ果てる他に選択肢ないな。と言ってしまってはblogの価値がないんだけど…。

ぶっちゃけて言うと、これって反日マスコミと中国政府のかなりナイスな連携フォローだよね(笑)中国の姑息な裏工作に対して、日本のマスコミは完全黙殺。そしてようやっと読売が報道すると(この間1年半強)、このブランクを作ったのがあたかも日本政府の報道管制と意図的攻撃だというように言ってくる。

この中国の手に対して、マスコミは、最初の自殺については全く報じなかったのに、今回は中国の言い分を鵜呑みにしてる。そもそもTVとか見てても、中国に対して日本が抗議した事(←読売)は報じない。

これって、まるでトロイの木馬だよね…。予定のプログラムはさしずめ「外国人参政権.exe」ってトコかしら。と言う苦しいオチ。中華人民共和国日本省へ(笑)

2005年12月27日

村井弱いな…

県知事戦の時はあれだけ共学化反対の救世主のように崇め奉った村井が、ココまであっさりと白石に手玉に取られてると流石に驚いてしまう最近。県議会での請願の扱いなんかもう教委の思うままの結果になって、きっと今頃白石は旨い年越し蕎麦の店でも探してるんだろうな。アメリカ産輸入牛肉入り肉そばでも食って脳がスポンジになっちゃえば良いのに。

昨日、教委の臨時委員会があって論点が明示されたらしいけども(未だ見てない)、ともかく来月の中旬には二高の予算が通るだろうと思う。最悪のパターンは、そこからドミノ倒し的に押しきられる事だが、二高が共学化決定した場合、あの無気力で知られる受験馬鹿猿の二高生がもう興味を示さなくなるだろうから、そうするとそのドミノを止めるファクターが一つ減る事となる。すると加速していき…(以下繰り返し)

現役生連絡協議会(仮)は新聞でちらっと報道されて以来話を聞かないし。一高の共学化反対勢力で起こっていた反乱はとりあえず収束したらしいが、この12月に現役が沈黙したことは大きかったな。

アンタ何様?

最近何となくではあるものの女子フィギュアスケートを見ている。俺個人としては”トリノオリンピックに何で安藤なの?恩田出せよ中野出せよ!”っていう感じなんだけど、この人選はとりあえず他の所でも散々言われているからとりあえずいいや。

で、どうしても嫌になっちゃうのがウザいマスコミである。

テレビ朝日のあの悪名高い妄想報道ステーションなんかは言わずもがなである。広島の女児殺害の時は同級生に「犯人になんて言ってやりたい?」という「子供の傷口に塩とワサビをカッターでグリグリ捻り込むような取材」(by irregular expression)をしていたし、本田美奈子.さんの関連報道なんか、古いけど本当にニーチェが「ツァラトゥストラ」の中で「蝿」っていったその通りだと思った。

俺はあの方が結構好きだったので、亡くなった時には残念だなと誠に思ったし、CDとか探してきても良いかなと思ったのだが、マスコミのお涙頂戴的過剰報道にははっきり言って辟易した。結局の所、番組のネタになりそうなら何でも良いんだな、と言う感じ。

正論を述べている振りをして自分が楽に生徒を管理できる方向性にしようとあくせくする無能力者かサディスト(あるいは両方)の教師(狂死とも言う)を見ているのと同種の吐き気がする今日この頃なのでありました。


さて、本題に戻そう(素で脱線した)。最近のスポーツ界では、「若いうちに大成する人はすぐに失敗する」と良く言われる。テレビ中継の解説者も偉そうにそう言ってる。だが、マスコミは誰が選手をして失脚せしめているのか気付いているのかしらん。

そう、マスコミの過剰報道が原因に他ならないのではないかと思う。特に98年長野五輪以来の、荒川→恩田・村主→安藤→浅田 という注目選手の移り変わりなんかそのとおりに思える。荒川なんか、あれだけ日本の姫とか何とか言っておいて、ソルトレークでは見向きもせず、今回なんか”ミキティ””ミラクル・マオ”のチャンスを潰すお局扱いじゃん。その”ミキティ”こと安藤も、最初の優勝からマスコミに取り上げられ、学校まで押しかけられ、練習できなくなった挙句、今月には調子の悪さから失敗したのをバッシングされるし。見ていて可哀想である。

次は例によって考えると浅田真央だろうな。”アイドル”の座を安藤と入れ替わって、安藤は荒川のポストへ、浅田は安藤同様に不調になっていき、マスコミは次の餌を探し始める事だろう。

と、見ている間にも五輪組3人を某韓国企業がCMに新しく使って、チョコレートの割れ方で遊んでいた。んなことやらせずに練習させろ!


そうやって日本文化は自滅していくのだろうと思う年末でございました。

2005年12月18日

Fuck Repeats!

色なし緑ことオレの最近の口癖は、他でもない"Fuck"である。

いきなり何のことかと思うだろうが、本当にFuckな出来事が多いのである。しかもその中に、原義としてのFuckについても関わりがあるから嫌になる。

社会的な"Fuck"な出来事については他のエントリーに譲るとして、原義としての"Fuck"出来事について。…といってもオレが誰かをFuckしたとかされたとか(された!?)ではない。

※余談…先日俺は某女子校の1つ下の知り合いに「先輩ってホモなんですか?」と真顔で聞かれた。そんな訳はない。どなたか証明して頂ける方連絡ください(笑)

中学校の頃から付き合ってる某グループがあるのだけど、その年代の男女混成のグループというと絶対誰か"アイドル"的存在がいる。男は皆1度はその娘に惚れて…というタイプである。我々にしてもご多分に漏れずそういう娘がいる。先日その彼女がブログを始めたという事で、オレも試しに覗いてみた。

覗いてみたのだが…いくら彼氏持ちの高校生だからって、その彼の"Fuckの求め"を切々と綴るかしら?まあ高校生のカップルには良くある話だから求め自体は健全だけども、やはり顔見知りが不特定多数のネットに向けてそういうことを書いていると、こっちまでなんだか冷やりとする。ネット上にいる、ある意味での”架空人格”が誰かとPettingしようがFuckしようがBlowjobしようが知った事ではないのだが、幾度も顔をつき合わせているある種の理想化された知り合いの場合、リアルに脱がされているところが画像的イメージとして出てきて、非常にグロテスクなんだけどね。

それで彼女は断ったらしいけど、それで承諾してたら俺はその娘主演の官能小説を読む羽目になったのだろうか?嗚呼、俺の中のIdealized Imageが音を立てて崩壊してゆく…と言うのは言い過ぎの嘘ですが。

こうして人は少し成長するのである。多分。

で、よっぽどこのエントリーをトラックバックしてやろうかと思ったけど、嫌われたくないのでやめとこ。誤解されたくないので書いとくけど、その人はオレなんかが到底及ばない人徳者で、友達と言うよりかは色んな意味で尊敬している人です。本当に。

共学化反対への死刑宣告

最近急展開を告げる宮城県共学化問題。フェミニスト団体と県教委(と、浅野元知事)が「宮城県内の別学校は不当であり、共学化すべし」と言っているのに対して、各学校の現役生徒とOB,PTAが反対しているアレである。

先日、12月宮城県議会とそれに先立つ文京警察委員会で、以下のような結論が出された。河北新報:「県立高の共学化推進 宮城県議会、請願を採択」

宮城県議会は15日の本会議で、全県立高校の男女共学化を着実に推進するよう求めた請願を全会一致で採択した。11月定例会では、市民団体や同窓会などを巻き込んだ「共学化論争」が再燃したが、2月定例会での請願採択に続き、あらためて「共学推進」を意思表示した。(後略)

色なし緑個人も、この反対派現役生徒の中枢に居る人間である。あんまり詳述すると本当に本名がバレる位の露出はしているのでこれ以上言わないけれど。兎に角、オレ個人としての感想は、

「ふうん、共学化反対も終わりか」

理由はいくつかある。まず、今回の宮城県知事選では村井新知事が共学化凍結・別学維持を公約に掲げて県教委との対決も辞さないという姿勢を表明してここまでやってきたが、今回それに対して全会一致での賛成派請願の採択という形で完全なる拒絶を示したこと。これは村井知事の県政決定段階における影響力の小ささの現れである。

そして、現在共学化賛成派が「政策の肯定」という簡単な命題であること、そして今回の議会も相まって、ある程度統一的かつ簡潔に明確率直な(=強力な)推進運動を進めているのに対し、反対派の歩調の揃わないことは誠に甚だしいのである。一時期「連絡協議会」なるものが新聞でも報道されたがそれっきりであり、各校ごとのイデオロギーを剥き出しにして駄々をこねているだけなのだ。そして、それをまとめるべき立場に立たされた現役生は活動意欲がない。

特に、現役生の筆頭である一高の共学化反対委は本来この役割をもっとも大きく担わなければならないのに、現状は、委員会の革新派幹部が春風駘蕩さを求める保守派委員と対立し、挙句クーデターを起こそうとして失敗し離脱中、残された委員は委員会に居るだけで充足するような保守派か、興味を無くした名義上の委員かといった状態で、どちらにしても委員会のカリスマ性に欠ける。

このような状況では、このまま来年度予算に仙台二高の共学化予算が計上され、ドミノ倒し的に共学化が執行されることは目に見えている。もはや個人的感情を抜きにして言うと、不可避になったといえるのである。

勿論オレ(=反対派)は共学化を良しとする気はないけれど、こうして客観的に考えると、もはや「オーストリア=ハンガリー二重帝国になった後のハプスブルク王朝」の如き無力感に苛まれてしまうのだ。

疑い

色なし緑ことオレもこれまで人に言えない事、人が普通体験できないことを人並み以上には経験してきた自身がある。BSの全国放送に出てみたり、県教委の役人に啖呵をきってみたり、心理カウンセリングを受けたり、自殺未遂をしてみたり…(だんだん陰鬱になってきたな)

さて、今回は何かというと、近いうちに警察の事情聴取を受けるかもしれない。

というのも、学校内の某窃盗事件の容疑者になっているからである。立場もあり、勿論オレが犯人じゃないのだが、それを立証する術がないのであるから、警察にとっては同じである。しかもその額総額19万。19万有ったらいろいろ出来るんだろうな、とりあえず携帯を買い換え、PCを買い換え…こんな事を書いてるから疑われるのか?

で、オレと同じ立場に居る人間が5,6人ほど居るのだが、否が応でも犯人詮索をしないわけにはいかない。誰が昔○○で××をパクってたらしいぜ、とか、誰某は中学校の頃は酒とタバコと暴力と…(←オレかも。)とか言う噂にはどうしても敏感になる。毎日生徒指導部という部署の教師どもに呼ばれていると顔色は悪くなる、愛想もなくなる(当たり前か)、苛立って言動も荒くなるという訳だ。そして旧制高校風に言う"Something to drink"に手を出すという犯人様の下さった迷惑振りだ。

しかもオレの学校というのは、校舎内の生徒による自治が売りの学校で、その中を管理側の権力どもが(別に俺は左翼でも何でもないが、今回の教師の取ってる厭らしい保身策を見てるうち、なんとなく…)闊歩すると思うと虫唾が走る。だから教師の詰めてる部屋を通りがかるたびに聞こえよがしに”死ねばいいのに”とか"Say Nothing But Fuck"とか言ってみたりする。冗談だけど。

でもまあ、一回くらい人生経験として警察に呼ばれてみても良いかも知れないね。待て続報(笑)

2005年12月02日

糸の見えない操り人形?

宮城県の最有力紙と言えば言わずもがな、河北新報。はっきり俺に言わせてもらえばつまんねえ新聞ではあるのだけれど、とりあえず購読する新聞を決められる立場にない被扶養者である俺はとりあえず読んでいる。親もつまらないと言ってるが。

共学化問題に関して、この新聞の夕刊(購読してない)に先日こういう記事が載った。前のエントリーのコメントにももらったが、12月1日河北新報夕刊・宮城県知事選 「共学反対」でチェーンメール

10月23日に投開票された宮城県知事選の運動期間中、仙台市内で共学化が予定される県立高校生の携帯電話に、知事選の投票に関するチェーンメールが回ったことが分かった。「一律共学化を見直す候補に投票するよう努力しよう」と呼び掛ける内容で、生徒の間では親に働き掛ける動きも見られた。最初の発信元は分からないが、共学化に反対する高校生がとった行動との見方が強い。

もしもこの記事が三面記事だったり、小さな県内記事だったならばわざわざエントリーを書きはしない。というのも、この記事はそれなりのメイン紙の夕刊1面にデカデカと扱われたのである。しかも、知事選期間中ないし直後ならばまだしも、もう1ヵ月以上経った今、このような扱いをする意味が分からない。そこで、いささか穿った見方をしてみたいと思う。

参考:
記事のでかさの写真あります。赤枠で囲った方がこの記事で、緑が「広島小学生殺害」水色が「地上デジタル」です、ちなみに。大体後者二つを足したくらいです。モザイクは広告で、上がパチンコ屋・下が仙台銘菓白松がモナカ(笑)

河北新報は、普段は大人しい羊のような姿勢であり反体制的な事は載せないのだが、時折若干過激なことを書いてみたりする妙な新聞である。また、これ迄の前県知事・浅野氏の革新主義を現・村井氏は取らない傾向にあるようだ。加えて、この記事の中見出しが「公選法議論に影響か?」となっていた。しかも、この日は地上デジタル放送開始(しかも同社と東北放送テレビは繋がっている)・広島の小学生殺害など他に項目はあるはずなのにも関わらず差し置かれた。

以上の事から推測すると、中見出しの作為性(記事中では公選法に触れないと選管のコメントを載せている)から思うに、「村井氏は高校生を選挙利用している」「村井氏の共学化見直しは集票活動 の一環だ」と思わせたいような左翼的勢力の手がひょっとするとバックグランドにないとは断言できない。

ここで、タイトルにもしているが、そのような反村井的な人やそうでない勢力や、様々な表面化しにくい行政政治思想の現化に高校生現役が知らず知らずのうちに操られてしまう危険性を孕んでいる問題がこの宮城県共学化問題であろう。この記事自体には共学化賛成・反対両派に対する効力は一切ないが、裏で蠢く物があってもおかしくない、そういうことである。

まあ勿論、この記事が載った1面の場所にはかつて仙台二高応援団消滅の記事が載ったりしたこともあるし、下らない記事をさも大事のように扱う馬鹿さも孕んでいる新聞なので、そう深みのあることでもないのかも知れない。

因みに、ブログ「茶畑短期大学」の今日のエントリーに推測がありますが、一高の応援団ではないと友人が申しておりました。